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亡き父の誕生日と義母の入院 [家族]

昨日は昨年の暮れに亡くなった実父の誕生日だったので
子供たちと私の母とで、納骨堂へお参りに行きました。
父の思い出話をし、一緒によく行ったお寿司屋さんで昼食をとりました。

ちょうど1年前は、癌闘病中で、余命が数カ月と家族は宣告されていたので、
父の最後の誕生日になるだろうと私は感じていました。
胃癌だったので、父はとても痩せてしまっていたけれど、私たちが遊びに行くと、
子供たちと腕相撲をしました。自分の残された力を試すように・・・
結果は父の勝ちで、父は
「まだ、負けないな。」
と、満足気でした。
それまで、若さが自慢で、自転車の補助輪を外したりプールやハイキングに連れて行ったり、
電気工作をしたり、精一杯いろいろなことを子供たちに教えてくれた父でした。
だから、最後の腕相撲、父が勝って良かった・・・。
さいごまで、かっこいいおじいちゃんでいたかったはずだから。
腕相撲のことを子供たちが覚えているか分からないけれど、
父が教えてくれたから、長男・ロボは上手にボートがこげるようになって、私をボートに乗せてくれました。
次男・ベジは長距離のサイクリングに行けるようになりました。
教えられたことは、しっかり子供たちの中で生きています、お父さん、ありがとう。


帰路に着いたころに、出張中のオットから電話があり、
義母の具合が悪く、意識がないらしいから見に行ってほしいとのことでした。

なぜ、すぐに義父は救急車を呼ばないのかとも思ったけれど
とにかく急いで義父母宅へ駆けつけたところ、
思ったよりは元気で、義母は意識もあり話もできました。
子供たちの顔を見てうれしそうにしてくれました。
けれど、起き上がることもままならない状態で、
我々では運べないので救急車で病院へ搬送してもらいました。

義母もかねてより癌で闘病中なのです。
緊急を要する状態とまでは言わないけれど、正直言って、厳しい病状です。
入院前に子供たちが義母に会えてよかったです。

これから、家族で協力して義父母をサポートして行かなくては。

オットはきっととてもつらいのだと思います。
いくつになってもお母さんは特別な存在です。
昨年、父の闘病中はオットにずいぶん助けられました。
・・・今度は、私ができることは頑張ろうと思います。

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父の納骨 [家族]

週末に、昨年の12月に他界した父の納骨を行いました。


お墓、正式には納骨堂は、重厚なビルの中にあって、
昔からあるお墓とはまるっきりイメージが違うものです。
ビルの中にお寺さんが入っていて、葬儀や法事も出来、違う宗教でも部屋を借りて
法要をすることが出来ます。
同じ建物の中で精進落としの食事も出来るのであちこち歩き回らなくて良く、
年寄りにはありがたい施設です。

お墓は、管理がなかなか大変です。
実際、私の祖父母のお墓は関西の山の中にあり、一人で関西に暮らす兄が時折父方、母方両方の
お墓を訪れ世話をしています。街中から離れているので、1日つぶれてしまいます。
花の用意、掃除も大変です。

そこで、独身の兄を案じた母が、街中にある納骨堂を選びました。
宗派に関係なく納骨できるので、いずれ関西のお墓から祖父母の遺骨をうつして
ひとつにまとめる予定です。
新しいお墓は駅にも近く、ビルの中にあるので天気にも関係なくお参りできるし、
お花やお線香も常に用意されています。
年をとっても楽にお参りできるし、万が一お参り出来なくなっても荒れる心配はありません。

母も私たちも、そんな今風のお墓を用意したので、年配の父の兄妹がどう思うか心配したのですが、
意外にも拒否反応はなかったです。
逆に「いいね。」
と言われました。
伯父や叔母たちもそれぞれお墓や法事の悩みがあり、どうにかしたいと考えているようでした。
家族の数、人の数だけ終末のあり方もあるのですね。

納骨の法要も、きちんとお経をあげていただき、ホッとしました。
今風のお墓だからといって軽々しくはなかったです。

お骨が家にはなくなってしまって、母は寂しいと言っていました。
一般的には四十九日に納骨しますが、我が家はお墓がそれまでに用意できなくて
時期が遅くなりました。
母曰く、
「四十九日を過ぎて遺骨を持っているとだんだん手放せなくなるからちゃんとちょうどいい時期に
納骨するように決められているのね。」
ということでした。確かにそうかも知れませんね。

少しでも寂しくないように、なるべくこまめに母のところへ顔を出したいと思います。

CIMG3466a.jpg
父の好きだった海(長男撮影)

法要の時にお坊さんが、仏壇やお墓に手を合わせるときは、故人のことを想うのはもちろん、
自分自身も振り返る時間にして下さいというお話をして下さいました。
故人に胸を張って会える自分かどうか振り返る時間。
子供たちにもわかりやすい、いいお話でした。






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